まぁ、マンガではないのですが…ライトノベルはあまり読まないので、ここで紹介します。
ブラックな皮肉に溢れた『キノの旅』もいよいよ10巻。
今巻は3つの短編と1つの長編、4つのショートといつも通りのプロローグ&エピローグ(そして忘れちゃいけない「あとがき」)を収録。
今回の長編「歌姫のいる国」
うわぁ…今までも敵側に属してた事は何度もあったけど、キノがここまで悪役然としてたのは初めてじゃないだろうか。主人公側の少年と少女に感情移入していると、冷酷に命を狙う(しかもまた、理由がドライなんだよな…)キノが本当に怖くて嫌いになりそうです。この先シリーズを読む気なくした人も出そう。
だからこそ、このオチは微妙に納得いかないよなぁ。何度も本気で殺そうとしてるんだし、追いつめておいて気まぐれ(というか逆ギレ?)で生かしておくなよ…もっとも、殺されて終わられてもそれはそれで嫌ですが…
主人公らしからぬ悪役っぷりにインパクトはあったものの、話の出来自体は普通かな。今話の特徴である、文末を丁寧語か否かで分けて2つの視点を同時進行させつつ、途中で上手く入れ替えて感情移入先を切り替えさせる手法は凝ってたけど、それほど意味は無かったような。
「ペットの国」
今巻で一番後味の悪い話。前に似た話があった気もしますが。
「電柱の国」
カバーで覆えばいいんじゃない?
「ティーの一日」
正直、ティーが加わってからシズ様パートはつまらなくなった気がする…
理由の一つに「幼女が足枷でアクションシーンが組み込めない」というのがあると思うけど、グレネードランチャー装備で現状打破なるか。
「保護の国」
ある意味、夢のある寓話。
まぁ、現実世界はこんなに単純じゃないですね。相手が人間だし。

